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政務活動費の調査を求める申し入れ


2021年2月18日

金沢市議会議長 野本正人 様

政務活動費の調査を求める申し入れ

日本共産党金沢市議員団 森尾嘉昭 広田美代 大桑初枝

 市議会議員の政務活動費は、調査研究等を進め、議員活動の活性化を図り、議会の機能を充実・強化させることが期待されています。同時に、政務活動費は市民の税金による交付金であることから使途の透明性と市民に対する説明責任を果たすよう、求められています。

2016年、全国と同様に金沢市議会でも政務活動費の不正使用があきらかとなり、当時、本市議会議長であった福田太郎議員は2015年度の政務活動費をめぐって、タクシー代の使用など問題が指摘され、修正などが行われました。市議会では、政務活動費運用改革会議が開かれ、収支報告書及び出納簿のホームページ上での公開や手引きの見直しがはかられました。

しかしながら、2月17日の地元紙によれば、福田太郎議員のタクシー代について報道があり、わが会派でも調査した結果、下記の問題が見受けられました。

本市議会政務活動費の交付に関する条例第12条において、「議長は・・必要に応じ調査を行うなど使途の透明性の確保に努めるものとする」とあります。よって、調査を行うよう求めるものです。

福田太郎議員 令和元年度分政務活動費の主な問題点

※詳細は添付資料参照

●タクシー代(およそ50万円) ・公務である監査委員会への出席、私的利用と思われるものに利用するなど、目的が不適切なものが多数ある。 ・目的や行き先が書かれていない領収書がおよそ10万円分ある。 ・同じ日時の領収書が存在する。 など

●広報費 ・選挙御礼とみられるはがきや封筒代は不適切利用であり、公職選挙法違反の疑いがある。 ・傍聴御礼は不適切利用ではないか。 ・広報誌印刷代金(53万円)の、明細や請求書、付属様式4、成果物がつけられていない。など

●会費 ・会費の根拠となる資料や請求書がなく、振込明細も宛名がマスキングされており、どこに振り込んだかわからないなど、手引きに沿ってないものが多い。 ・手引きに沿っていても、同窓会関連や特定の企業の会など不適切なものが多い。 ・会議と飲食が分かれていないような会への支出は不適切である。 など

●視察(調査研究費) ・行き先、目的、報告書が書かれていない乗車券や宿泊代がある。 ・旅費の領収書に明細が書かれていない。 など 以上

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